メガネのオオツカ/山形県高畠町

難聴の種類と原因

伝音難聴

外耳、中耳に何らかの病変または衰退による難聴で、鼓膜の損傷、中耳炎、耳小骨の異常などが主な原因で、起こる難聴です。中等度以上の難聴にはなりません。
基本的に医学的な治療によって治りますが、難聴が残る場合があります。
一般的に補聴器は良く適合します。

感音難聴

蝸牛から脳中枢にかけての病変または衰退による難聴で、その大半は加齢や騒音、耳毒性薬物などによる蝸牛の有毛細胞障害です。
一部の難聴を除いて医学的な治癒は困難で、難聴の程度は軽度から全聾まで広範囲に渡ります。
耳鳴や音の大小の感覚異常、言葉の意味の分析能力低下などが併発し、補聴器に馴れるのに多少の訓練が必要になります。

混合性難聴

伝音難聴と感音難聴が混じった難聴です。中耳炎が悪化して内耳にまで及んだ難聴が代表例です

混合性難聴

老人性難聴

老年症候群の一種で、感音性難聴で漸傾型(ぜんけい)により徐々に重くなると考えられています。
年齢とともに高音域から低下し、両側性(両耳)とも低下しやすいです。
長い年月を経て聴力低下が進行しますので、難聴への認識が乏しく、中度・高度・重度になってからご家族や周りの人に気づかれることが多いようです。
現在の医学では、老人性難聴の治療は難く、コミニケーション(会話)障害にならないようにするには、補聴器で補う以外手段はありません。
軽い難聴の時から、補聴器に慣れることをおすすめします。
重くなってからでは、補聴器に慣れるまで長期間かかる場合もあります。
また、語音明瞭度が低下して言葉の理解が難しくなります。

なぜ、補聴器を使用しないのか下記の理由が考えられます。
    ① 日常会話の不自由さに気づかない
    ② 装着したりするのが面倒くさい
    ③ 年寄りと思われたくない
    ④ 周りに迷惑をかけていることに気がついてない
    ⑤ 周囲の補聴器使用者からの否定的な言動による影響

補聴器装用後の聞き具合は、個人差もありますが感じ方・受け止め方も違います。
周囲の協力にも左右されます。特に下記の事が大事です。
    ① 早口で話さないで下さい
    ② 区切って話して下さい
    ③ もぞもぞと話さないで下さい
      (高齢になると、歯の噛合い・入歯等の不具合等により、もぞもぞと話す事が多くなり易いです)
    ④ 目を見て話して下さい(前から話して下さい)
    ⑤ 騒々しい場所で話さないで下さい(周りのテレビ等を消して下さい)

若い時の聴力に近づくには、毎日の補聴器装用をおすすめします。
時々使用という方は、補聴器の音質・装用感になかなか馴染めない方が多いです。

  • 補聴器は安い物ではありません。宝の持ち腐れにならないように下記の調整(目安)が重要です。

    ① ご購入後14日間は、なんでも聞いてやろうと思わない。わずかに周りの音(雑音・騒音)が聞こえる程度から慣らして下さい
    ② ご購入後14~30日間は、周りの音、ご自分の声(こもり感)が気にならない程度に音量音質を調整していきます
    ③ ご購入後30~40日間は、ご自分の声(こもり感)が徐々に気にならなくなってきます、
      次のステップで音量音質を調整していきます
    ④ ご購入後40~50日間は、いよいよご家庭のテレビの聞取りです(静かな場所が条件です)
      耳を澄まして聞き取れる程度に音量音質を調整していきます
    ⑤ ご購入後50~60日位しますと個人差もありますが、日常会話の聞取りを中心に音量音質を調整していきます

上記の調整方法は一例に過ぎません(個人差があります)
速い段階で調整が済む場合もあります。また、多少時間がかかる場合もあります

●老人性難聴以外の主な種類と原因
    ① 突発性難聴 主原因はウィルス感染、耳鳴り・片耳がなりやすく、めまいを伴うと予後が長くなる事が多い
    ② メニエール 内耳の内リンパ液の異常増加が主原因・低音障害・めまい・耳鳴りを伴う事が多い
    ③ ムンプス おたふく風邪のムンプスウィルスに感染して耳下腺に炎症を起こす・重度難聴になる事が多い
    ④ 耳硬化症 耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)の振動が鈍くなる事が主原因
    ⑤ 騒音性 長期間騒音にさらされると高音障害が出る事が多い
    ⑥ ストマイ 薬剤(ストマイストレプトマイシン)により高音急墜・両側性・耳鳴りを伴う事が多い
    ⑦ 中耳炎 急性化膿 耳漏が出る事が多い
           真珠腫性 中耳炎を繰り返すと一部の上皮組織が球状になり耳小骨などを破壊する・
                 顔面麻痺・めまい等を起こす事が多い
           癒着性 中耳炎を放っておくと、鼓膜が癒着して耳小骨まで破壊する事もあります
           滲出性 鼓膜が陥凹(かんおう)して、耳管に炎症を起こす事もあります


突発性難聴について

●突発性難聴とは

生来健康で耳の病気を経験したことのない人が、明らかな原因もなく、あるとき突然に 通常一側の耳が聞こえなくなる病気をいいます。
きわめてまれですが、両側に起こるものも報告されています

●原因

ウイルス感染説や内耳循環障害説などの仮説を報告されています。
ストレスが原因ともされていますが、はっきりとした原因は残念ながらわかっていません。

●症状

突然に耳が聞こえなくなる、あるいは聞こえが悪くなります。
同時に耳鳴りや耳がつまった感じ、めまいや吐き気を生じることもあります。
めまいは約半数の患者さんに認められますが、めまいはよくなった後に繰り返さないのが特徴です。
また、突発性難聴では耳以外の神経症状(四肢の麻痺や意識障害など)が認められないのが特徴です。
発症が突発的であることから、ほとんどの患者さんが発症の時期やそのときの状況を覚えています。

●治療法

急性期の治療として最も重要なものは安静です。
突発性難聴の発症前に精神的、肉体的疲労感(ストレス)を感じていることが多く、心身ともに安静にして、ストレスを解消することは重要です。
難聴の程度によっては入院治療が望ましい場合もあります。
突発性難聴に対しては様々な治療法が検討されていますが、どのような治療法が 最も有効であるかは未だ明らかではありません。
一般的にはステロイドホルモンや代謝 賦活剤、向神経ビタミン製剤投与する施設が多いのが現状です。
現在、最も有効とされているものは、ステロイドホルモンです。
特殊な治療法として血液内酸素濃度を上昇させるために高気圧酸素療法や星状神経節ブロックが行われることもありますが、これらの治療法ができる施設は限られています。

●同じような症状をおこす、その他の病気

外リンパ瘻、メニエール病、聴神経腫瘍などがあげられます。
これらは、問診や頭部MRI検査などによって鑑別診断がされます。
また、突発性難聴は再発しないことが一つの特徴とされており症状を繰り返すものはこれらの疾患を疑う必要があります。

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